日本のビオトープ

日本におけるビオトープの位置づけと設置場所

日本のビオトープってどこにあるの?

今まで、ビオトープとは何ぞやというテーマを述べてきたけど、じゃ日本にはどんなビオトープがあるんだろう?たしかに日本のビオトープは点(局所的:池や公園単位)でしかなく、欧米のような線・面といったスケールの大きなもんじゃない。しかし「自然に戻ろう・帰ろう・守ろう・昔は・・・・・」という想いが少ししかし今の日本人にあればまだ捨てたもんじゃないよね。

じゃ、僕らの住むこの火の元日本にはどんなビオトープがあるのかな!

「最近見なくなったなあ」、「そういえば、僕の小さい頃夕焼け空に染まって飛んでいるのを見たなあ」とくれば、みんなわかりますね。そう「トンボ」です。今回は、懐かしい昆虫になろうとしているトンボのビオトープを紹介するよ。

トンボ王国

ここは全国的にも有名で、ボランテイア活動がもとで誕生したトンボの公園。中村市の四万十川近くに位置する田黒池田谷の低湿地帯の休耕田が主役。1980年代ほったらかしにしてあった休耕田は誰もが知らない間にトンボ楽園となっていました。

しかし、市街化の波がじわじわと池田谷にも迫ってきていたのと、休耕田が草原化してきていたこと、地元の「最近トンボ見るようになったなあ」などということをきっかけにトンボを守ろうという運動が起きました。

そこでトンボの楽園である休耕田の取得活動が地元の小さい手で始まりました。運動開始の翌年には、世界的な自然保護団体「WWFJ;世界自然保護基金日本委員会」が資金援助を行い休耕田獲得も進みトンボの楽園はかくしてトンボの王国として建国されました。現在トンボ王国は、中村市トンボ公園として地元を問わず県内、県外より多くの人が訪れトンボと触れあう場となっているよ。

上の池公園

ここは、大阪の高槻市にあるトンボの公園なんだけど、四国中村のトンボ王国とは違って、公団等の阿武山団地開発に伴い「官」が建設した地元住民憩いの公園の一部なんだ。

この上の池は、昔、農業用のため池だっました。しかし開発にともないその扱いが問題になり、すでに魚や水生生物や植物等が生息・生育していたこの池を、住民憩いの場として再利用しようということになっました。だけど、親水性豊かなものに池を開発するに際しては、護岸工事等を行う必要性が生じて、トンボの生息条件には余り良くない現状になってしまう。

そこで、トンボの生息域を確保しようということで池北面の一部をトンボの池として改修しました。この小池は、人があまり近寄れないようにしてあり、池面は水生生物でおおわれているんだ。成果の方はまだ未知数だけど、多くのトンボでにぎわって欲しいね。